持つべきものは…
昨日の朝日新聞の天声人語に面白いことが書いてありました。
大劇作家シェークスピアはさすがに人間通らしく、喜劇『十二夜』の道化役に「持つべきは敵」と語らせている。<だってさ、友だちはおれをほめあげてばかにするが、敵は正直にばかだと言ってくれるんでね>。続くせりふが、またいい。<つまり敵によっておのれを知り、友だちによっておのれを欺くってわけだ> (朝日新聞天声人語2009年2月23日より引用)
私たちは、自分の都合の良いことや心地良いことを言ってくれる人を周りに置きたがります。しかし、そのように自分の意見に何でも賛成したり、耳に心地よいことばかり言う人ばかりを周りに置いていると、人は自分自身のことを本当の意味で振り返り、知ることはできないのかもしれません。
度重なる逮捕で収監され、芸能界から追放されている田代まさしに、ラッツ&スターのリーダであり、旧友の鈴木雅之は、次にように語ったとブログに書いてありました。
俺がラッツの30周年はどう考えているのか尋ねると「お前に30周年があるから頑張ってくれと言ってやりたいが現実問題難しいよ」とリーダーは言った。俺にとってシャネルズ・ラッツ&スターは宝物なんだよ。と言うと「俺にとっても宝物だよ!だから今の俺達があるんじゃないか。お前がこれから真面目にやってその宝物磨いて俺達の前に出してきてくれたら俺も宝物お前の前に出すよ」と最後にこんな厳しい事を言ってくれるヤツらがお前の事を本当に心配してくれている人間だからな」と彼は言い放った。 (田代まさしブログより一部引用させていただきました。全文はhttp://tashiromasashi.seesaa.net/)
本当の友は、厳しさを持っていると思います。
不思議なことに、むかし天敵だったような人と戦友のような付き合いになることもあります。
先日、町内のある方は、「敵は味方なんだ」と言っておられました。
「自分には責任はない」と言って部下や他の責任にしたり、自分の方針に反対したり、意見したりする人を遠ざけようとする社長が経営する会社は、やはり下降していくのでしょう。反対意見にこそ聞くべきものがあると思います。
誰からも良く思われようとばかり考える人や、上司や他の人の顔色ばかりを見て言葉を話す人は、結局、誰からも本当の意味で信頼されることはないのかもしれません。
さぶみには、相手の顔色を見て話すのではなく、歯に衣を着せずにお互いに自分の信念を話せる人がたくさんいます。
たとえ意見が違っても、たとえケンカになったとしても、「自分はこう思う」と自分の信念を言えることが、本当の友だちであり、一番大事なことなのではないかと思っています。
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