« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »

持つべきものは…

 昨日の朝日新聞の天声人語に面白いことが書いてありました。

 大劇作家シェークスピアはさすがに人間通らしく、喜劇『十二夜』の道化役に「持つべきは敵」と語らせている。<だってさ、友だちはおれをほめあげてばかにするが、敵は正直にばかだと言ってくれるんでね>。続くせりふが、またいい。<つまり敵によっておのれを知り、友だちによっておのれを欺くってわけだ> (朝日新聞天声人語2009年2月23日より引用)

 私たちは、自分の都合の良いことや心地良いことを言ってくれる人を周りに置きたがります。しかし、そのように自分の意見に何でも賛成したり、耳に心地よいことばかり言う人ばかりを周りに置いていると、人は自分自身のことを本当の意味で振り返り、知ることはできないのかもしれません。

 度重なる逮捕で収監され、芸能界から追放されている田代まさしに、ラッツ&スターのリーダであり、旧友の鈴木雅之は、次にように語ったとブログに書いてありました。

 俺がラッツの30周年はどう考えているのか尋ねると「お前に30周年があるから頑張ってくれと言ってやりたいが現実問題難しいよ」とリーダーは言った。俺にとってシャネルズ・ラッツ&スターは宝物なんだよ。と言うと「俺にとっても宝物だよ!だから今の俺達があるんじゃないか。お前がこれから真面目にやってその宝物磨いて俺達の前に出してきてくれたら俺も宝物お前の前に出すよ」と最後にこんな厳しい事を言ってくれるヤツらがお前の事を本当に心配してくれている人間だからな」と彼は言い放った。 (田代まさしブログより一部引用させていただきました。全文はhttp://tashiromasashi.seesaa.net/

 本当の友は、厳しさを持っていると思います。

 思議なことに、むかし天敵だったような人と戦友のような付き合いになることもあります。

 先日、町内のある方は、「敵は味方なんだ」と言っておられました。

 「自分には責任はない」と言って部下や他の責任にしたり、自分の方針に反対したり、意見したりする人を遠ざけようとする社長が経営する会社は、やはり下降していくのでしょう。反対意見にこそ聞くべきものがあると思います。

 誰からも良く思われようとばかり考える人や、上司や他の人の顔色ばかりを見て言葉を話す人は、結局、誰からも本当の意味で信頼されることはないのかもしれません。 

 さぶみには、相手の顔色を見て話すのではなく、歯に衣を着せずにお互いに自分の信念を話せる人がたくさんいます。

 たとえ意見が違っても、たとえケンカになったとしても、「自分はこう思う」と自分の信念を言えることが、本当の友だちであり、一番大事なことなのではないかと思っています。  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

都市と田舎の葬儀

 先日、叔父の葬儀があり、ある大都市の中心部の葬儀場で行いました。

 遺族が葬儀のことなどが分からないので、業者との交渉から行いました。

 友人知人も多く、多くの参列者が予想されましたので、ある程度の葬儀にする必要もありましたが、合計の計算を行うとびっくりしました。

 都会ではこんなに葬儀にお金がかかるのかとしばしあぜんとしました(都会では当然なのかもしれませんが…)。

 都市部では、お金がなくては死ぬこともできないのかと思わせられたことでした。

 葬儀費用は、田舎の3~5倍は十分にかかるなと思いました。

 今、東京の都心などでは、火葬場へ直行して告別式だけ行うやり方も増えているようです。

 しかし、一人の人生の最後のお別れをする通夜・葬儀はとても大切だと思いますし、弔う(とむらう)ということができるのは、すべての動物の中で人間だけだそうです。

 当さぶみ地区では、一の谷地区や、元郷の小川えきでは、集落で祭壇を持っており、組み立てまで自分で行います。そして葬儀の料理(おとき)も自分たちで作るので、葬儀にかかる費用はとても負担が少なくて済みます。

 こんなところも、お金のあるなしに関わらず、誰でも葬儀が行える相互扶助の精神が息づいていると思います。

 生活自体にもあまりお金はいりませんし、葬儀にもお金はあまりかかりません。

 困っている人を人を見たら、誰かが助けてくれます。

 定年退職したら田舎に帰るのが、一番良い方法かもしれません。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »